No.9 MotoMapSUPPLY
今年の鈴鹿8耐に参戦していた車両が
ライコランド高崎店に展示してありました。
SSTクラス優勝を目指したというこの車両、同じGSX-Rオーナーとして、同郷のヒーローである青木宣篤選手の駆るマシンとしてレースの終わった今も要注目のマシンであることに違いない訳です。
店舗入り口から入って真っ直ぐ進むとこの様にパーテーションに囲われたマシンの姿が見えます。勿論触る事は許されません。見たところカウル類は実際走行したものでは無い様子でしたが、フェンダーには走行による汚れが確認できました。
車体左側面はパーテーションで遮られていましたが裏側の右側面は遮るものが無く観察することが出来ました。ボリュームのある耐久タンクがカッコいいですね。これはヨシムラ製(製作はビーターか?)なのですがどうやらニーグリップ部の形状は叩き出しなどで変形させているようです。3人でローテーションする耐久レースなのでライディングポジションも高度なレベルで詰めながらも妥協が必要になってくる事でしょう。皆さん体格もそれぞれ違いますしね。
クレバーウルフ製の耐久カウル。ヨシムラも同じデザインですが電光式ゼッケンプレートの位置がSSTとEWCで違うようです。ヨシムラやチームカガヤマの車両は電光式ゼッケンの位置がセンターでおそらくライトレンズと一体になっていました。モトマップの車両は四角いゼッケンの下に光らせるギミック(おそらくチップLEDか?)を埋め込んでいるようですね。
ハンドル周り。SSTクラスであるためかスイッチ周りやメーターはノーマルですね。ハンドル(ZETA製)はタレ角ゼロのものがやや広めにセッティングされている印象です。当然ですがキーシリンダー無しです。
ブレーキマスターはブレンボのRCSと思われますがクラッチ側はゲイルスピード製でした。
ハンドルグリップはデザインから見てヨシムラ製でしょうか。戦うマシンは美しい。美は細部に宿るといったところでしょうか。
今年は現地観戦が出来ましたがピットウォーク等には参加していない為、同車両を間近で見るのは初めてです。市販に近いスペックの車両という事で、一般オーナーの参考になる様な改造箇所やパーツチョイスもあるのではないでしょうか。
以下にリンクにレースレポートを貼っておきます。
2017-2018年 FIM世界耐久選手権シリーズ最終戦 鈴鹿8時間耐久ロードレース レポート | S SUPPLY | Future Access フューチャーアクセス
今年はクラス4位となりましたが、追い上げのレース展開の中でこの体勢、ライダー布陣の速さと安定性は証明されたかと思います。
来年こそはクラス優勝を期待してしまいますね。
しかし、戦うGSX-Rはカッコイイ。